住宅購入の流れ(5)~家を見学する
2011.08.29

家の見学(内覧・インスペクション)には以下の二つの方法があります。
(1) 個別に内覧
販売担当の不動産会社に連絡を取り、個別に内覧のアレンジをしてもらいます。その物件が賃貸されている物件の場合は、不動産会社はテナントさんに24時間以上前に通知をする義務がありますので、余裕を持って連絡を取りましょう。
物件によっては不動産会社ではなくオーナーが直接販売している物も有ります。家の前のセールス看板に連絡先の電話番号有るはずですので、そこに連絡して内覧を申し込みましょう。
(2) オープンハウスで内覧
土曜日のケアンズポストの不動産広告をチェックし、興味が有る家でオープンハウスが行われていれば、その時間に直接出向いて見学します。事前の予約も要りませんし、個別の内覧と比べてるとオープンハウスは気軽に家の見学が出来るといえます。
見学のポイント
①その家がどれくらいの間、市場に出ているのか、長い間市場に残っているとすれば、その理由もエージェントに確認してみましょう。
②隣近所の住民は家を所有しているのか、賃貸しているのかをエージェントに聞いてみましょう。賃貸者が多い場合は、隣近所の入れ替わりが多いかもしれません。
③家を気に入ったら、時間帯、曜日を変えて、近隣をドライブしてみましょう。夜でも安全か、隣近所で騒音を出している人はいないか、確認してみましょう。
④古い家で手直しが必要な場合は、ビルダーのお友達に一緒に内覧して貰い、アドバイスを貰うとよいでしょう。
⑤集合住宅の場合はボディーコーポレートフィー(管理組合費)を確認しましょう。

中古物件を購入する場合、「自分の希望を100%満たす家」に巡り合う可能性は殆ど無いと思ったほうがよいかもしれません。冷蔵庫のスペースが希望よりも小さい、バスタブが無い、壁の色が好きではない、値段が高すぎる、何かしら気に入らない点は有るでしょう。希望要件の中で、何が譲れて何が譲れないのかを客観的に判断しておくと、「何十軒という家を見たけれど気に入った家が一軒も無くて、未だ家が買えない」という状態を避けることが出来ます。
買った時に「完璧の家」で無かった家も、自分達が暮らしていく上で手を加えていくことにより、また自分達の嗜好が変わってくることにより、自分達にとって「完璧に近い家」に変わることはよく有ります。それぞれの家には「気」が有り、家に入った時に「なんか良さそう」と感じることがあると思います。その自分の直感を大切にするとよいかもしれません。
上記は主に中古物件を購入される方(オーストラリアでの長期滞在ビザを持っている方)が対象です。日本にお住まいでオーストラリアの長期滞在ビザをお持ちで無い方は購入できる物件に制限があります。DJスミスプロパティ(+61-488-005-958 /miho@djsmithproperty.com.au)までお気軽にお問い合わせください。

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