今回は、オーストラリアの小学校について、知人のAさんに伺ったお話についてお伝えします。
旦那様のお仕事の都合で、約5年ほど前にご家族揃ってメルボルンに引っ越してきたAさん。「私はあまり英語が得意でないので」と謙遜されていたAさん、それでも公立学校編入の手続きは、すべてご自分で行なったとのことです。お子さんは外国での、そして英語での勉強は初めてだったため、英語専門学校で2term(約半年間)を修了し、英語に慣れることが小学校編入の条件だったそうです。
通学開始当初は、学校に行くのを嫌がっていた下のお子さん(現在9歳)でしたが、今では毎日学校に行くのが楽しく、喜んで通っているとのことです。また、上のお子さん(現在11歳)は、ビーハップ(VHAP)に選ばれ、1週間に1時間だけ、通常授業を抜け出て、数学の特別クラスを受けているそうです。このVHAPとは、英語や数学の成績が優秀な生徒が教育省から選ばれて、無料の特別クラスに参加できる仕組みです。ただし、参加するかどうかは生徒本人と親が決められます。つまり、優秀でやる気のある生徒が、さらに伸びるための仕組みなんですね。
公立小学校教育について、Aさんの感想を聞いてみました。
「こちらの自由な教育方針との違いもあってか、日本の学校教育を受けてきた子供はとてもお行儀が良いと、たくさん褒めていただきました。また、こちらで過ごすうちに、異文化や異質なものに対する偏見もなくなったようです。ヘッドフォン着用やルービックキューブ持込みを特別に許可されている生徒がいて、そうした生徒さんと一緒に授業を受けたことも、異なるものを特別視しなくなった理由かもしれません。こちらの小学校に通うことは、自然が豊かな場所で、伸び伸びと過ごし心に余裕ができ、優しい子になれる気がします」とのことでした。
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