ルミのメルボルン便り⑲ アートギャラリー
2025.06.28

メルボルンには、ナショナルギャラリー・オブ・ビクトリア(NGV)のような大規模な公立ギャラリーから、小規模なものまで含めると、100以上のギャラリーがあります。先日は、コリンウッド(Collingwood)界隈にある、コンテンポラリーアート(contemporary art;現代芸術)を扱っている3つのギャラリーを訪ねてみました。

オーストラリアン ・ギャラリー (Australian Galleries)

1956年にメルボルンで設立され、60年近くの歴史があります。さらに2009年には、最初の店舗の向かい側に、ストックルームと名付けられたふたつめの展示場がオープンしました。また、シドニーにも店舗があります。この日のメイン展示はグレッグ・ジョーンズ(Greg Johns)。彼は45年間スカルプチュア(立体作品)作家として活躍しており、オーストラリアや海外でも展示会が行われています。2メーターもの大きな彫刻から、小さなものまで揃っていました。

入口左側のショーウインドウからは、展示室が見えます。

サリバンストランプフ・ギャラリー

店舗入口を見ただけでは、ギャラリーとは気付きにくいかもしれません。

サリバン氏とストランプフ氏の女性二人が共同ディレクターを務めるギャラリー。中国系オーストラリア人アーティストのLindy Leeの最終展示日でした。彼女の絵画はNGVにも所蔵されていますが、今回の展示は立体作品のみ。広い空間に、1メーター前後の大きな作品が並べられて、独自のアート空間を醸し出していました。

レノックス・ストリート・ギャラリー

コリンウッドのお隣、リッチモンドに2001年に設立されたこちらのギャラリー。アーティストと観客の間で活発な対話を育み、現代の多様な表現活動を反映した、示唆に富む展覧会を開催することを使命としているのとのことです。今年からは、ギャラリー独自のアワード(コンテスト)も設けられ、7月にその発表があります。この日の展示は、テイストの異なる複数のオーストラリア先住民アーティストの作品が集められていました。

ギャラリーでは、このようなアーティスト紹介の小冊子や、値段表が置いてあります。金額はアーティストや作品によって、数百ドルのものから10万ドルクラスまでさまざまです。気に入ったものがあったら、恥ずかしがらずに係りの方に聞いてみると、また興味深いお話が聞けるかもしれませんよ。

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