現在、メルボルン大学のポッター美術館(The Potter Museum of Art)にて開催中の展覧会が、「65,000年:オーストラリア美術小史」(65,000 Years: A Short History of Australian Art)です。
https://potter-museum.unimelb.edu.au/whats-on/exhibitions/65000-years
この展覧会は、オーストラリアの先住民族であるアボリジナルピープルとトレス海峡諸島民による美術作品と歴史を紹介するものです。太古の昔から、植民地時代を経て、現代の21世紀に至るまで、彼らが生み出してきた文化と芸術の重要性と魅力を称えています。
それぞれの展示室にはテーマがあり、当大学が所蔵する450点の芸術作品や文書をはじめ、オーストラリア各地から集められた公的機関や個人所有の貴重な文化財も数多く展示されています。
「女性アーティストを讃えて」と称された、自然素材による伝統的なハンドクラフト実用品の数々が、グランドフロアから階段と踊り場にかけてダイナミックに飾られています。
メルボルン大学では、この展示会に合わせて、小中学生へのワークショップも行っています。歴史的にも文化的にも価値のある展示会。美術館内には素敵なカフェもあり、途中でお茶の時間を楽しみながらゆったりと観覧しました。気がつけば4時間近くがあっという間に経過し、とても充実した週末となりました。
この展示は、11月22日まで入場無料で開催されています。ぜひ多くの方に訪れていただき、オーストラリアの歴史や文化を体感してもらえたら嬉しいです。
アボリジナルアートは、黒と茶色とドットだけではありません。この右手の大きな作品(300cmx500cm)は、Healing Countryというタイトルの南オーストラリア女性の作品。イギリスの核実験後の土地と、アナング族の癒しがテーマです。
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