先週に引き続き、メルボルンの公立病院で受けた胃と腸の内視鏡検査について記しています。
検査の数日前には、腸内を空の状態に近くすることが求められるのは日本と同じです。検査前準備の案内書には、「Ok to eat」「Do not eat」として、検査2日前からの飲食制限が記載されています。例えば、精製された白いパンや白米・ゆでたじゃがいも、茹で卵などはOK。油を多く使用した料理法のものは不可(例;目玉焼きなど)。食事は、前日の午前11時までに軽く済ませて、その後の水分補給は透明な液体のみにすること、牛乳などを入れた飲み物は不可、などなどの細かな指示がありました。そして「Moviprep」という薬局で購入できる下剤を、検査前日の指定された時間から飲み始めます。

検査は麻酔を使用して行なわれます。検査当日は「誰かが病院まで迎えに来られること」、「その夜は一人で過ごさないこと」が条件として求められていました。麻酔の影響も考慮してか、検査翌日は法的書類などのサインも避けるようにとの説明書き。職場で休暇を取るために必要な書類Medical Certificateも、希望すれば病院で発行してもらえます。
当日は指定された時間に病院へ行き、受付後、検査着に着替えました。看護師や麻酔科医から説明を受け、承諾書にサインし、約1時間後に検査が始まりました。麻酔医から手の甲に注射をされて、横向きになるよう指示を受け、酸素用のチューブが鼻に装着された後にすぐ意識がなくなりました。
検査後は看護師さんに起こされ、サンドイッチと飲み物をいただきました。迎えの人への連絡も看護師さんがしてくれました。検査結果は口頭と書面で簡単に説明を受けました。生体検査の結果は数週間後に、連絡が来るとのこと。
検査後の痛みもまったくありませんでした。こちらの医療スタッフは総じてフレンドリーで、ユーモアを交えながら対応してくれるので、緊張がほぐれることが多いと感じます。検査準備は少々面倒でしたが、終わってみれば検査を受けて良かったと思える体験でした。

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