ケアンズの住宅価格、2020年4月以降初めて下落


 不動産情報会社PropTrackによりますと、2026年7月のケアンズの住宅価格中央値は、前月比0.16%下落しました。ブリスベンおよびオーストラリア全国の住宅価格中央値も、それぞれ0.3%下落しています。

今回の価格下落については、生活費の上昇に対する懸念に加え、金利上昇や国際情勢の不安定化などを背景に、住宅購入者が慎重になっていることが要因の一つと考えられています。

一方、ケアンズの賃貸市場では、依然として物件の供給が需要に追いついていない状況が続いています。そのため、家賃は引き続き上昇傾向にあり、空室率も非常に低い水準にとどまっています。

SQM Researchによると、2026年7月のケアンズの賃貸住宅の空室率は、わずか0.7%でした。これは、100件の賃貸物件があった場合、空いている物件はわずか0.7件という非常にタイトな市場環境を示しています。

ケアンズでは15年以上にわたり、大型集合住宅の建設が行われておらず、人口増加に対して住宅供給が追いついていないことも、賃貸市場の需給ひっ迫につながっています。このような住宅供給不足は、今後、住宅価格を支える要因の一つになる可能性があります。短期的には住宅価格の上昇が一服したものの、強い賃貸需要と限られた住宅供給という構造的な問題は、引き続きケアンズ不動産市場の重要なポイントと言えるでしょう。

さらに、ケアンズでは住宅価格に対して家賃水準が比較的高いことから、レントイールド(賃貸利回り)が魅力的な市場となっており、他州の投資家からも注目されています。

ケアンズの不動産、メルボルン新築不動産についてのご相談は、miho@djsmith.com.auまでお気軽に

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