ルミのメルボルン便り⑭ メルボルンリサイタルセンター 
2025.05.24

メルボルンのフリンダースストリート駅周辺は、Arts Precinct(芸術地区)としても知られ、NGV(ビクトリア国立美術館)をはじめ、多くのアート関連施設が密集しています。その中の一つが、このMelbourne Recital Centre(メルボルンリサイタルセンター)です。

Arts Precinct周辺の夜景 

「私たちは創造の原動力であり、音楽の力によって心を動かされるコミュニティの核となっています。」とのホームページ紹介通り、音楽の広範な広報活動とも言える催しを多く行なっています。 入場料は、お手頃な価格ながらも、質の高い演奏者や演目内容であること、また、学生やプロの音楽家を目指す人への会場提供なども行なっています。この施設のおかげで、私は今までよりもクラシック音楽へ親近感を持つことができるようになりました。

なんといってもお勧めは、毎月第一月曜日の午後12時開始の、無料コンサート。その月に出演予定の、いち演奏者が1時間だけ、楽曲や楽器の説明をしたりしながらの演奏は、お試し感覚で楽しめるとてもお得なものです。

この日の無料コンサートでは、ピアノ奏者がショパンの「月光」について、演奏による音の違いや、彼の考えや想いを話してくれました。

また、メルボルン大学の音楽科生徒による演奏会も度々行われており、その内容や技術の高さ、そして彼らの音楽への熱意が伝わってくる、素晴らしいものです。

メルボルン大学学生の発表会風景。学生演奏とはいえ侮れません。楽曲・指揮者・演奏と全てが想像以上の良さで、感動しました。

このリサイタルセンターは、建築としてもおもしろく、また、入り口ホールの待合せコーナーや、施設前のカフェも快適です。この界隈に来たときは、足を伸ばしてみる価値があるかもしれませんよ。 

ホームページより施設外観
施設内、2階大ホールへの階段

リサイクルセンターの近くに建っている新築不動産をこちらのページでご案内中。

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ルミのメルボルン便り⑬ 公共交通機関 
2025.05.17

今日はメルボルンの公共交通機関(Public Transport)について、私の失敗談と戸惑ったことなどをお伝えしたいと思います。

まず、私が一番驚いたのは、電車とトラムのデジタル音声案内、または電光掲示板がまれに間違っていることがある(!)ということです。

電車内の電光掲示板

まだ電車利用に慣れていなかった頃、駅構内プラットホームにある電光掲示案内板と構内アナウンスで行き先を確認してから乗車しました。数駅移動した後、ふと車内の電光掲示板を見たところ、「この電車はXX行きです」と、逆方面の駅名が表示されていたのです。焦って次の駅で降車し、その駅のプラットホームの電光掲示案内板を見ると、私が乗車時に確認したものと同じ行き先と目的地の駅名も表示されているのです。混乱した私は、ホームの固定案内板を確認し、更にそばの人に聞いてみたところ、結局は単なる車内電光掲示板の誤表示だと発覚。しかし、時すでに遅し、当該電車は発車し、私は次の電車を20分ほど待つこととなりました。トラムでも同様に、「次はZZZです」という車内の電光掲示板による次の停車地名が誤っていることが時々あります。

トラム内の表示

バスについては、この9年間で一度だけ驚愕の体験をしました。バスが指定した停留所で停まらなかったのです。日本と同様に、降車希望手前でボタンを押し停車希望を運転手に知らせるので、急停車不要なくらいの距離を考えてボタンを押したにも関わらずです。私の他に数名この停留所で降りる方がいて、運転手に向けて『Stop、stop!!」と叫び、皆で少々憤慨しながら降車しました。友人に聞いてみると、これもまれにあることだそうです。

また、トラムでは、目的地に行くためにはどちらの方向のトラムに乗車するのか戸惑うことがあります。メルボルン中心地や利用者の多い停留所(tram stop ;トラムストップ)では、「シティへ」(To City)「シティから」(from city)と案内があり、進行方向が分かりやすいです。

しかし郊外の停留所では、行先の書かれたシンプルな立て看板のみで、分かりづらいことがあります。私は以前、慣れない場所で到着したばかりのトラムに飛び乗ったところ、逆方向のトラムだったということが数回あります。もちろん、焦らずに携帯アプリや、案内板をしっかりと確認すれば、このような間違いは避けられるでしょう。

余談ですが、ヴィクトリア州公共交通(Public Transport Victoria)の罰金は、年齢や内容によって異なりますが99ドルから494ドルとなっています。

https://www.ptv.vic.gov.au/tickets/myki/travel-with-myki/transport-fines

私は一度、トラムの乗車時に、マイキーカード(myky card)のタップ(カード読み取り機にかざすこと)をすっかり忘れて気づかずにいたところ、取締官にチェック(ランダムに時々行われます)をされ、罰金となりました。

便利になったとはいえ、見知らぬ土地の移動です。焦らず安全安心に目的地に到着したいですね。

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ルミのメルボルン便り⑫ サウザンド・ステップ 
2025.05.10

運動をしながら、自然にも触れてみたい時は、サウザンド・ステップ(1000Steps)はいかがでしょうか。

急な勾配で狭い階段のこのハイキングコースは、ココダ・メモリアル・ウォーク(Kokoda memorial walk)とも呼ばれ、第二次世界大戦中にパプアニューギニアで戦ったオーストラリア兵を追悼するものとして、記念碑が設置されています。

メルボルン中心地区から、東に約35キロのダンデノン地区(Dandenong Ranges)にあり、ここはユーカリやシダ類の鬱蒼と茂った低層山脈地帯です。

公共交通機関でしたら、フリンダースストリート駅から電車でUpper Ferntree Gully駅まで約55分、そこから20分弱歩くとコース入り口とも言える駐車場エリアに到着します。

駐車場脇にはピクニック用のテーブルもあります

こちらのコースは、往復で通常約40〜50分かかるとの説明がされています。急勾配のため、どうぞご自身の体調に配慮しながら、時に休みながらお進み下さいませ。私の場合は、5年前に往復で45分で終了したものの、先日行った時は上りだけで40分近くかかってしまいました。最近の運動不足が目に見えてわかる結果となりました。

コース入り口に設置された、心肺持久力について説明する看板
体力づくりのために、頻繁に訪れる方もいるようです

ローカルのウォーキングや、体力チェックや観光としても人気があるため、気候の良い季節の週末は特に混雑します。一般ハイキングと同様に、水分補給が途中でできるよう、飲み物を持参してください。ダンデノン地域は、この他にも、多くのハイキングコースがありますので、ご興味のある方には、そちらもおすすめです。運が良ければ、野生のウオンバットや珍しい鳴き声のレイヤーバードという鳥に出会えるかもしれません。

途中斜面からの眺め

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ルミのメルボルン便り⑪ カフェ・Trio 
2025.05.03

カールトンのライゴンストリート(Carlton, Lygon Street)と言えば、イタリアンレストランやカフェで有名ですね。そんなライゴンストリートで、友人に誘われランチをしたのは、シリアンカフェのトリオ(Trio)

チーズの入ったパンのようなものと、シリアンコーヒー、そして中東のお菓子として有名なバクラバ(Baklava)を注文しました。コーヒーはカルダモンの風味がして、異国情緒たっぷりの素敵な器で提供されました。

Zaatar(ザアタル)という中東のハーブスパイスミックスとチーズを挟んで焼いたパンは6ドル
写真の奥にあるのがバクラバ(3.9ドル)は、薄いパイ生地にナッツをくるんで甘いシロップがかかったもの

多くのお菓子が陳列され、メニュー紹介の写真も貼ってあるので注文もしやすいです。店のオーナーはシリアからの難民として、オーストラリアに到着。当初は、英語も喋れず、ピザ屋や新聞配達など様々な職場で働いていたそうです。移民や難民女性を支援する非営利団体の活動に参加していたところ、ボランティアの方からマーケットでのバクラバ販売を提案されたのをきっかけに、マーケットでのお菓子販売を開始。その1年半後に、このお店の開店に至ったそうです。

お菓子やパンだけでなく、メインコースとしてファラフェル(豆を砕いて作ったコロッケのような料理)やスープもあります。お持ち帰りもできますし、お値段もお財布にやさしい。日本の友人が遊びに来た際に、異文化体験もかねて連れて行きたいお店の一つです。

https://www.sbs.com.au/food/article/the-syrian-family-bringing-their-baklava-traditions-to-lygon-street/u2nvwmb7z

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ルミのメルボルン便り⑩ アジア食材店 
2025.04.26

マルチカルチャー(多文化)なメルボルンですから、日本食材を手に入れるのに、苦労はしません。日本食の人気も手伝ってか、たいていのアジア食材店では、基本的な日本食料品を置いてますし、ダイソーはメルボルンに複数あります。もちろん、日本食材の専門店も、各郊外にあります。

すずらん Camberwell (メルボルン中心地から東方面約10キロエリア)

https://www.suzuran.com.au

ヒノキ  Fitzroy (メルボルン中心地から北東へ3キロのエリア)

https://hinoki.com.au

フジマート South Yarra (メルボルン中心地から南東へ4キロのエリア)

https://www.junpacific.com/fujimartmel

そしてメルボルン中心地には、特にエリザベス通り(Elizabeth Street)には、多くのアジア食品店が林立しています。そこで今回は、私のお勧め2店をご紹介したいと思います。

まずは、メルボルン市内繁華街にあり、品揃えも価格も良いためか、いつも混んでいるタンエンポリウム;Tang Food Emporium CBD (ラッセル通り;Russel Street)

https://www.tangfoodemporium.com.au

豆腐だけでもこれだけの品数

今回私が購入したのは、セール品の納豆に、あんこを作るための小豆、そして知人のインドネシア人に教えてもらったピーナツソースの元。もともとエスニック料理好きの私には、アジア食材店は見ているだけでも楽しいのですが、知人にお勧めの商品を聞いたりして、試すことがあります。

このピーナツソースは、商品をお湯で溶くだけですぐに使えます。甘辛いピーナツソースは、インドネシアの焼き鳥や野菜(生にも茹でたものにも)と共にいただきます。簡単でとても美味しいので、パーティーの際に持って行ったら、多くの方に気に入ってもらえました。

そしてこちらは韓国系のお店、ケーティーマート;KT Mart (エリザベス通り;Elizabeth Street)

https://www.ktmartmall.com.au/category/product/japanese-food

日本食材コーナーの一部分

こちらの店舗面積は広く、品揃えもかなり豊富で、養命酒まで扱っているのには驚きました。当然ですが、韓国食材は多岐にわたっているので、韓国料理好きな方には、文化や食の知識を深めるのにも役立つのではないでしょうか。

両店とも新鮮野菜も扱っており、大手のスーパーマーケットの価格よりも、比較的安い印象を受けます。

アジア食品店で、日本食材の購入はもちろんのこと、アジアの食を探求してみるのも、面白いのではないでしょうか。

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ルミのメルボルン便り⑨ メルボルン・インターナショナル・コメディフェスティバル
2025.04.19

全豪オープンテニスに、F1と、インターナショナルなイベントのあるメルボルンですが、あまり知られてないのでは?と思うのが、メルボルン・インターナショナル・コメディフェスティバル

イン会場のメルボルンタウンホール正面

1987年に96のコメディショウ上演から始まったフェスティバルは、年々規模を大きくし、海外からもコメディアンを呼ぶようになりました。今年は、4週間で690ものショウが行われ、その参加者は海外からの130名含め1000名余りの、有名どころや若手コメディアンが参加したとのこと。会場は、大きなホールから博物館にホテル、小さなパブなど様々で、合計133ヶ所。インターナショナルフェスティバルの名にふさわしいスケールですね。

私は今回、Asian Allstars Galaという、19名のアジア系コメディアンが(1人の持ち時間約10分ほど)集うショウに行ってきました。私の勝手な想像に反して、去年も今年もチケットは完売、会場は暑い熱気に包まれていました。アメリカ、中国、インド、マレーシア、イギリスからのコメディアンは、個人的体験やお国柄の違い、政治、宗教などと多様な題材で、観衆を2時間笑わせてくれました。

そして、この公演の司会進行役MCを務められたのは、日本人の若杉昂志さん。

MCとしてタウンホールのステージに登場した若杉昂志さん

彼は数年前からこのコメディフェスティバルに参加していらっしゃるようで、現在は、テレビのバラエティ番組にも出演されています。日本人がオーストラリアに来て驚いたことや学んだこと、またその感想などをスタンドアップコメディの題材にしている彼。外国に来て、言葉や文化の違いの中で頑張っている彼を見るのは、嬉しく、そして誇らしく思いました。

フェスティバルやコメディにご興味のある方は、こちらのリンクから動画が見れます。数名のコメディアン(若杉さん含む)のトークが楽しめ、英語字幕もつけられますので、お試しくださいませ。

https://iview.abc.net.au/show/melbourne-comedy-festival/series/2025/video/LE2416V002S00

公演終了後、日曜日夜10時過ぎのスワンストン通り沿いのタウンホール。このイベントは、今やメルボルン秋の夜の風物詩と言えるかと思います。

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ルミのメルボルン便り⑧ サマータイム;Daylight Saving
2025.04.12

オーストラリアでは、ビクトリア州・ニューサウスウエルズ州・タスマニア州・サウスオーストラリア州・オーストラリア首都特別地域にて、Daylight Saving(サマータイム制度) が導入されています。

サマータイム制度は、日の出時刻が早まる時期に、時計の針を1時間進めることにより、夕方の明るい時間を増やし、太陽光の有効活用を目的とした制度です。オーストラリアでのサマータイムの開始は、毎年10月の第一日曜日。終了は、毎年4月の第一日曜日と決まっています。

2025年のDaylight Saving( 夏時間)の終了は、4月6日でした。ほとんどのデジタル時計は、午前3時の時点で、その時刻が午前2時に自動調節されます。要するに、1時間長くなる感覚で、日の出と日の入りは、前日よりも約1時間早くなり、朝は明るく、夕方は暗くなるのです。

サマータイム前の午後6時
サマータイム後の午後6時

ちなみにサマータイム時(10月ー3月)は、メルボルンと日本の時差は2時間、それ以外の時期(4月ー9月)は、1時間違いとなります。

以前住んでいたケアンズ(クイーンズランド州)では、サマータイムは導入されていませんので、その違いはよく分かりませんでしたが、メルボルンに引っ越して、夏時間がどのようなものか体感できるようになりました。

夏時間の終了日は、1時間得したように感じ、10月の開始日には1時間損をした感覚になるのです。

ということで、この夏時間開始と終了の日は、良くも悪くも(?)毎回少々調子がおかしくなります。壁にかけてあるアナログの時計を、うっかり調整をし忘れていると、「え?もうこんな時間だったの?」と焦ったりすることが、いまだにあります。

1時間違うと、空の明るさも、景色も少々違います

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ルミのメルボルン便り⑦ 映像文化発物館ACMI
2025.04.05

最近は、Netflixなどオンデマンドで様々な映像作品が観られるので、便利になりましたね。それでも、私が時々チェックする必要性を感じるのが、ACMI(Australian Centre for the Moving Image)の上映作品予定。ローカルはACMIを、「アクミ」と呼称します。

写真はACMI正面玄関。ACMIホームページより

ACMIは、フリンダースストリート駅隣のフェデレーションスクエア(Federation Square)にある、ビクトリア州政府によって設立された映像文化博物館です。映画上映はもちろんのこと、映像関係の機材展示や企画展もある、その名の通り映像に関わるサービスを提供している施設です。

ACMI館内の展示室一部 ACMIホームページより
ACMI現在の企画展、The Future and Other Fictionsのポスター

先月はドキュメンタリーフィルム特集があり、以下の三作品を観てきました。「Sugarcane」、「 Black Box Diaries」、 この二作品は、本年度97回アカデミー賞ドキュメンタリー部門のノミネート作品。「The Wolves Always Come at Night 」、こちらは、モンゴルの現状を切り取ったオーストラリア人女性監督作品、上映後に監督のQ&Aがあり、撮影の裏側やコンセプトなどが製作者自身の言葉で聞けたのが、興味深かったです。

また、日本映画祭は毎年無料入場で行われ、去年は今村昌平監督特集、今年は鈴木清順監督特集が予定されています。興味はあったものの、観る機会のなかった数十年前の日本映画を海外で観れるというのは、これまでとは違った視点からも鑑賞でき、毎年楽しみにしている企画です。

ACMIの上映作品は、年代では1930年代ものから一般映画館未公開の最新作まで。その制作国は、ACMIが入手可能なもの全てであろうと思われるほど、古今東西多岐にわたっています。通常の商業型動画配信サービスでは、商業ベースに乗らないような珍しい作品にも出会えることもでき、まさにCelebrate MultiCulture Melbourneを体現している素晴らしい機関だと、私は感謝しています。

ACMIの2025上映スケジュールパンフレット。スペイン、メキシコ、チェコ、パレスチナ、フィリピン、中国などのラインアップ。
映画鑑賞後外に出ると、フェデレーションスクエアの夜景は、作品の余韻をやんわりと受けとめてくれる気がします。

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ルミのメルボルン便り⑥ パークウォーク
2025.03.29

先日、パークビクトリア(Park Victoria)が定期的に企画しているウォーキングに参加して来ました。パークビクトリアとは、メルボルンのあるビクトリア州政府の法定機関で、400万ヘクタールを超える多様な土地の管理を担っています。

Guided Park Walkという名称のこのウォーキングは、パークビクトリアが管理する公園を、ガイド付きで散策するものです。インターネット上から、参加申込みと、現地待ち合わせ場所への行き方検索も簡単にでき、とても便利で気軽な無料のイベントです。

https://www.parks.vic.gov.au/healthy-parks-healthy-people/park-walks

今回参加したのは、グレスウェル・フォレスト・ウォーク(Gresswell Forest Park Walk)。メルボルン中心地から北方面へ約20キロに位置するグレスウェル自然保護区を、1時間半から2時間で歩くというものでした。

当日、バスを乗り継いで、約1時間で待合せ場所に到着。パークビクトリアのTシャツを着たボランティアのガイドさん2名が、既に到着していらっしゃいました。

公園内の遊歩道と自然を案内した看板

地図を見ながらのコース案内と、トイレや水分補給に関する簡単な説明の後に出発です。参加者は14名ほど、親子参加の方、カップルさんに単独の方と、年齢性別も様々でした。

ガイドさんはゆったりと歩きながら、時々、公園内の動物や植物の説明をしてくださり、質問にも答えてくれました。そして、色とりどりのインコや、カンガルーに、何度も出会いました。今まで、何度か野生のカンガルーを見てきた私でしたが、約3メートルの至近距離でというのは今回が初めて。1980年代初頭に、生態学的実験として、この森にカンガルーが導入されたとのこと。サファリパークのように放し飼いにされているカンガルーは、この約50ヘクタールある自然保護区内で、のんびりと暮らしているようです。

興味のある植物の写真を撮ったり、他の参加者とおしゃべりをしたりと、2時間はあっという間に過ぎました。軽いウォーキングと共に、自然に関する知識も増やせるので、後日友人にもこのイベントをお勧めしました。

木の洞を動物が利用することがあるため、枯れたこの木はあえて撤去しないとのこと。

近隣のラトローブ大学(La Trobe University)が、小動物(鳥やモモンガなど)の生態観察と研究のために設置しているものの一つ。

樹齢数百年のレッドガムツリー(ユーカリの一種)

ルミのメルボルン便り⑤ フォーミュラ1
2025.03.22

メルボルンでは、フォーミュラ1が毎年3月に開催されます。今年の観客数は、開催期間中の4日間合計で465,498人だったとのこと。コロナの影響で、開催が中止された2年間を経た後、その観客数は3年間連続で増え続けているそうです。

F 1会場は、アルバートパーク(Albert Park)というエリア、メルボルンの中心地から南に約3キロの位置にあります。サーキットには、アルバートパーク公園にある人口湖を周回する公道と駐車場の一部が使用されます。

こちらのYouTubeからは、レース会場の様子やアルバートパーク周辺の景色もチラリと見ることができます。

会場に近いメルボルン主要駅の一つ、フリンダースストリート駅(Flinders Street Station)では、開催期間中に増加する多くの利用者に対応するため、案内係や案内板も立ちます。また、アルバートパーク近辺のトラムは、特別運行となり、ルートやタイムテーブルも変更となります。

フリンダースストリート駅の隣にある、フェデレーションスクエア(Federation Square)に仮設されたF1グッズ売り場。

開催期間前後のメルボルンでは、多数のF1関連広告や看板が掲示され、多くの観光客を目にします。そしてレース当日、アルバートパーク以外の郊外でも、レースの爆音が聞こえることがあります。F1に特に興味のない私でも、その世界的イベントのお祭り気分を味わえます。

フリンダースストリート駅前の、大広告画面。今年の優勝チームはマクラーレン(McLAREN)でした。


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