不動産の内覧のことを、こちらではインスペクション(inspection)といいます。これは、不動産の売却、または賃貸物件の内覧も含まれます。
不動産に関するウェブサイトは、リアルエステイトドットコム https://www.realestate.com.au かドメインドットコム https://www.domain.com.au を見ていただき、エリア名・予算・ベットルーム数などから検索が可能です。
インスペクションの多くは土曜日に、時には平日に行われることがあります。
大抵の場合、その物件の前に不動産屋さん(こちらではAgent/エージェントと呼びます)の看板や、この写真のように旗が立っていることもあります。
大きなアパートメントなどでは、エージェントが建物入り口に待機していて、『Inspection?」と声をかけてくれることがあります。もし、看板のみで誰も立っていない際は、入り口にあるインターフォンでそのユニット番号を押し、臆せずに通話を試みてみましょう。返答があればインスペクションに来た旨を伝えると、施錠されているアパートの共有入り口ドアを開けてもらえるか、エージェントが直接入り口に迎えに来てくれます。
内覧では、ネット上の写真では分かりづらかった様子、例えば写真より狭く感じたり、建物内の匂いがあったり、想像以上にきれいなお部屋だったりと、現物をしっかりと確認します。そして、私はその建物の周りに駐車されている車の車種や状態などを観察することで、ご近所さんがどんな感じの方々なのかを想像し、周辺環境もチェックします。また、不動産屋さんにも個性があります。よく説明してくれる方や、あまり話さない(または積極的でない)方もいるので、質問があったら、ここも臆せずにどんどんご自分から聞くことをお勧めします。
さらには、ウェブサイトでインスペクションが記載されていなくても、問合せ欄から内覧希望の旨を連絡すれば、不動産業者がアレンジをしてくれることがほとんどです。購入・賃貸に関わらず、住む場所は、又は不動産購入はとても大事なことですので、内覧をし、ある程度の内容を把握してから申し込みすることが大事かと思います。
物件が売却されると、このような大きな「Sold」マークが貼られます。
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ストリートライブラリーとは、文字通り、道端にある図書館です。一般住宅入り口脇の柵の上に設置されていたり、ネイチャーストリップと呼ばれる住居と公道の間にある緩衝帯のような場所に設置されていたりします。
このストリートライブラリー、もともとはアメリカで始まった活動です。有意の方々が自発的にこの図書箱を設置するという、無料のボランティアによって奉仕精神にて運営されています。この仕組みの普及活動は、いくつかの団体が取りまとめをしているようです。
ストリートライブラリー
https://streetlibrary.org.au/what-is-a-street-library
リトルフリーライブラリー
ストリートライブラリーの団体に正式に登録されているものだけでも、ビクトリア州で1255個、オーストラリア全土では5403個もあるのです。この図書館は、上記の団体から購入することもできますが、自分で作った箱を設置することも可能です。その場合、団体に登録してもよいですし、登録せずに運営しているものもあるようです。
手作りと思われるもの。いろんな形態の箱が見られます
基本、貸出や返却の手続きは不要で、通りすがりの人が自由に持ち込み、持ち帰りしてよいのです。手持ちの書籍を地域の人々と分かち合い、そして読書を楽しむという考えに基づいているのですね。
近所のショッピングセンターに、無造作に置かれている本たち。
私の住まいの四方1キロ圏内でも、この小さな図書箱が数個あります。少なくとも五冊以上の書籍がいつも入っていて、中が空になっているのを見たことはありません。誰かが勝手に全て持ち去って、古本屋さんに売却してしまう、というようなことはないようですね。私も読み終わった本を何度かこのライブラリーに持ち込んだところ、気づいた頃には姿を消していたので、どなたかが楽しんでくれたことと想像しています。
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メルボルンには、ナショナルギャラリー・オブ・ビクトリア(NGV)のような大規模な公立ギャラリーから、小規模なものまで含めると、100以上のギャラリーがあります。先日は、コリンウッド(Collingwood)界隈にある、コンテンポラリーアート(contemporary art;現代芸術)を扱っている3つのギャラリーを訪ねてみました。
オーストラリアン ・ギャラリー (Australian Galleries)
1956年にメルボルンで設立され、60年近くの歴史があります。さらに2009年には、最初の店舗の向かい側に、ストックルームと名付けられたふたつめの展示場がオープンしました。また、シドニーにも店舗があります。この日のメイン展示はグレッグ・ジョーンズ(Greg Johns)。彼は45年間スカルプチュア(立体作品)作家として活躍しており、オーストラリアや海外でも展示会が行われています。2メーターもの大きな彫刻から、小さなものまで揃っていました。
サリバン氏とストランプフ氏の女性二人が共同ディレクターを務めるギャラリー。中国系オーストラリア人アーティストのLindy Leeの最終展示日でした。彼女の絵画はNGVにも所蔵されていますが、今回の展示は立体作品のみ。広い空間に、1メーター前後の大きな作品が並べられて、独自のアート空間を醸し出していました。
コリンウッドのお隣、リッチモンドに2001年に設立されたこちらのギャラリー。アーティストと観客の間で活発な対話を育み、現代の多様な表現活動を反映した、示唆に富む展覧会を開催することを使命としているのとのことです。今年からは、ギャラリー独自のアワード(コンテスト)も設けられ、7月にその発表があります。この日の展示は、テイストの異なる複数のオーストラリア先住民アーティストの作品が集められていました。
ギャラリーでは、このようなアーティスト紹介の小冊子や、値段表が置いてあります。金額はアーティストや作品によって、数百ドルのものから10万ドルクラスまでさまざまです。気に入ったものがあったら、恥ずかしがらずに係りの方に聞いてみると、また興味深いお話が聞けるかもしれませんよ。
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今回もまたライゴンストリートにある、エスニック料理店のご紹介です。台湾出身の知人が連れて行ってくれたTaiwan Village(タイワンビレッジ)・老街。
なんと言ってもおすすめの理由は、安くておいしいことです。オーストラリアの物価は日本に比べて高く、外食を躊躇してしまいがちですが、アジア料理店は比較的お安いので安心感アリです。このTaiwan Village、ウェブサイトでメニューを見ていただければわかりますが、一番高いメニューは22.95ドル、お弁当のセットでも17.95ドル。若いアジア系のお客さんで、いつもお店が混んでいるのは納得です。
今回、私たち女性三人で食べたのはこちらのお料理5品です。
料理は時計回りに上から、豚の内蔵とmie sua麺、豚肉の煮込みとご飯、牡蠣の卵焼き、臭豆腐の揚げ物、鶏肉唐揚げ。5種類の料理をシェアして合計70ドル少々、お腹も気分も大満足でした。
また、2階には台湾物販店となっています。
昔懐かしい日本の風情を感じる品々。かりんとうに似たお菓子を見つけたので、購入しました。台湾からの輸入品なので、日本で買うお菓子ほどは安くないですが、甘過ぎずとてもおいしかったです。欧米のお菓子もよいですが、アジア系のお菓子は日本人に馴染みやすいというか、私の胃腸にやさしい気がします。
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以前、私の友人たちがメルボルンに遊びに来た際に、「ストリートアートを見たいけれど、どこに行けばいいの?」「有名なわりには、自分の好みに合うグラフィティがなかなか見つからない」といった声がありました。
実は、ストリートアートはメルボルン中に点在しているため、効率よく見て回りたい場合は、専門のツアーに参加する方が良いかもしれません。
https://whatson.melbourne.vic.gov.au/things-to-do/walks/street-art
例えば、1980年代にニューヨークでグラフィティが芸術として認められるようになった立役者の一人、キース・ヘリングの作品も、メルボルンのコリングウッド(Collingwood)に残されています。
また、メルボルン・セントラルの中通路には、プロのアーティストによる広告目的のグラフィティが定期的に描き替えられています。日本ではまだあまり知られていませんが、「壁画アートの注文(Mural Art Order)」という仕組みは、欧米では以前からビジネスとして成立しています。私が住んでいる地域だけでも、アマチュアが描いたと思われるものから、一般家庭がプロに依頼して仕上げられたようなものまで、様々な壁画;ストリートアートが見られます。グラフィティは、いろんなスタイルがあり、芸術的に洗練されたものから、社会へのメッセージを込めたものまでと、そういう多様性があるからこそ、“これ好き!”っていう一枚に出会えたときの喜びが、また良いのです。
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今回は、オーストラリアの小学校について、知人のAさんに伺ったお話についてお伝えします。
旦那様のお仕事の都合で、約5年ほど前にご家族揃ってメルボルンに引っ越してきたAさん。「私はあまり英語が得意でないので」と謙遜されていたAさん、それでも公立学校編入の手続きは、すべてご自分で行なったとのことです。お子さんは外国での、そして英語での勉強は初めてだったため、英語専門学校で2term(約半年間)を修了し、英語に慣れることが小学校編入の条件だったそうです。
通学開始当初は、学校に行くのを嫌がっていた下のお子さん(現在9歳)でしたが、今では毎日学校に行くのが楽しく、喜んで通っているとのことです。また、上のお子さん(現在11歳)は、ビーハップ(VHAP)に選ばれ、1週間に1時間だけ、通常授業を抜け出て、数学の特別クラスを受けているそうです。このVHAPとは、英語や数学の成績が優秀な生徒が教育省から選ばれて、無料の特別クラスに参加できる仕組みです。ただし、参加するかどうかは生徒本人と親が決められます。つまり、優秀でやる気のある生徒が、さらに伸びるための仕組みなんですね。
公立小学校教育について、Aさんの感想を聞いてみました。
「こちらの自由な教育方針との違いもあってか、日本の学校教育を受けてきた子供はとてもお行儀が良いと、たくさん褒めていただきました。また、こちらで過ごすうちに、異文化や異質なものに対する偏見もなくなったようです。ヘッドフォン着用やルービックキューブ持込みを特別に許可されている生徒がいて、そうした生徒さんと一緒に授業を受けたことも、異なるものを特別視しなくなった理由かもしれません。こちらの小学校に通うことは、自然が豊かな場所で、伸び伸びと過ごし心に余裕ができ、優しい子になれる気がします」とのことでした。
メルボルンの子育てや教育関連の情報にご興味のある方は、日豪プレスの情報ページが下記にあります。
https://nichigopress.jp/topics-tags/メルファミ/#google_vignette
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メルボルンのコーヒー文化は有名ですね。メルボルン初のコーヒー焙煎所(Coffee Roaster)は、1938年にできたそうです。そして現在、カールトン(Carlton)のSeven Seeds、プラーン(Prahran)のMarket Lane、サウスメルボルン(South Melbourne)のPadre Coffeeと、選ぶのも迷ってしまうほど、メルボルンには多くの人気ロースターがあります。そのうちの一軒、リッチモンド(Richmond)にあるのが、今回のヴェネチアノ・コーヒーロースター(Veneziano Coffee Roaster)。イケア(IKEA・豪州ではアイケアと発音されます)から徒歩で10分ほどの場所にあります。
コーヒーは通常のラテやモカに加え、Choose your blendとして、日替わりのブレンドや、デカフェ、バリスタチョイスなどの6種類のフレーバーから選ぶこともできます。焙煎所に併設されたカフェでは、中東風卵料理のシャクシュカ(Shakshuka)など食事メニューも豊富で、お味も良いです。
また、バリスタコースも行っていて、家庭用・ラテアートなど5種類のコースが企画されています。コーヒー豆はもちろん、おみやげにもなる缶コーヒーなどの商品も販売されています。
まるで工場のような広い空間でありながら居心地の良いカフェ、そして、希望をすればコーヒーに関する理解を深めることもできる場所です。
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メルボルンのフリンダースストリート駅周辺は、Arts Precinct(芸術地区)としても知られ、NGV(ビクトリア国立美術館)をはじめ、多くのアート関連施設が密集しています。その中の一つが、このMelbourne Recital Centre(メルボルンリサイタルセンター)です。
「私たちは創造の原動力であり、音楽の力によって心を動かされるコミュニティの核となっています。」とのホームページ紹介通り、音楽の広範な広報活動とも言える催しを多く行なっています。 入場料は、お手頃な価格ながらも、質の高い演奏者や演目内容であること、また、学生やプロの音楽家を目指す人への会場提供なども行なっています。この施設のおかげで、私は今までよりもクラシック音楽へ親近感を持つことができるようになりました。
なんといってもお勧めは、毎月第一月曜日の午後12時開始の、無料コンサート。その月に出演予定の、いち演奏者が1時間だけ、楽曲や楽器の説明をしたりしながらの演奏は、お試し感覚で楽しめるとてもお得なものです。
また、メルボルン大学の音楽科生徒による演奏会も度々行われており、その内容や技術の高さ、そして彼らの音楽への熱意が伝わってくる、素晴らしいものです。
このリサイタルセンターは、建築としてもおもしろく、また、入り口ホールの待合せコーナーや、施設前のカフェも快適です。この界隈に来たときは、足を伸ばしてみる価値があるかもしれませんよ。
リサイクルセンターの近くに建っている新築不動産をこちらのページでご案内中。
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今日はメルボルンの公共交通機関(Public Transport)について、私の失敗談と戸惑ったことなどをお伝えしたいと思います。
まず、私が一番驚いたのは、電車とトラムのデジタル音声案内、または電光掲示板がまれに間違っていることがある(!)ということです。
まだ電車利用に慣れていなかった頃、駅構内プラットホームにある電光掲示案内板と構内アナウンスで行き先を確認してから乗車しました。数駅移動した後、ふと車内の電光掲示板を見たところ、「この電車はXX行きです」と、逆方面の駅名が表示されていたのです。焦って次の駅で降車し、その駅のプラットホームの電光掲示案内板を見ると、私が乗車時に確認したものと同じ行き先と目的地の駅名も表示されているのです。混乱した私は、ホームの固定案内板を確認し、更にそばの人に聞いてみたところ、結局は単なる車内電光掲示板の誤表示だと発覚。しかし、時すでに遅し、当該電車は発車し、私は次の電車を20分ほど待つこととなりました。トラムでも同様に、「次はZZZです」という車内の電光掲示板による次の停車地名が誤っていることが時々あります。
バスについては、この9年間で一度だけ驚愕の体験をしました。バスが指定した停留所で停まらなかったのです。日本と同様に、降車希望手前でボタンを押し停車希望を運転手に知らせるので、急停車不要なくらいの距離を考えてボタンを押したにも関わらずです。私の他に数名この停留所で降りる方がいて、運転手に向けて『Stop、stop!!」と叫び、皆で少々憤慨しながら降車しました。友人に聞いてみると、これもまれにあることだそうです。
また、トラムでは、目的地に行くためにはどちらの方向のトラムに乗車するのか戸惑うことがあります。メルボルン中心地や利用者の多い停留所(tram stop ;トラムストップ)では、「シティへ」(To City)「シティから」(from city)と案内があり、進行方向が分かりやすいです。
しかし郊外の停留所では、行先の書かれたシンプルな立て看板のみで、分かりづらいことがあります。私は以前、慣れない場所で到着したばかりのトラムに飛び乗ったところ、逆方向のトラムだったということが数回あります。もちろん、焦らずに携帯アプリや、案内板をしっかりと確認すれば、このような間違いは避けられるでしょう。
余談ですが、ヴィクトリア州公共交通(Public Transport Victoria)の罰金は、年齢や内容によって異なりますが99ドルから494ドルとなっています。
https://www.ptv.vic.gov.au/tickets/myki/travel-with-myki/transport-fines
私は一度、トラムの乗車時に、マイキーカード(myky card)のタップ(カード読み取り機にかざすこと)をすっかり忘れて気づかずにいたところ、取締官にチェック(ランダムに時々行われます)をされ、罰金となりました。
便利になったとはいえ、見知らぬ土地の移動です。焦らず安全安心に目的地に到着したいですね。
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運動をしながら、自然にも触れてみたい時は、サウザンド・ステップ(1000Steps)はいかがでしょうか。
急な勾配で狭い階段のこのハイキングコースは、ココダ・メモリアル・ウォーク(Kokoda memorial walk)とも呼ばれ、第二次世界大戦中にパプアニューギニアで戦ったオーストラリア兵を追悼するものとして、記念碑が設置されています。
メルボルン中心地区から、東に約35キロのダンデノン地区(Dandenong Ranges)にあり、ここはユーカリやシダ類の鬱蒼と茂った低層山脈地帯です。
公共交通機関でしたら、フリンダースストリート駅から電車でUpper Ferntree Gully駅まで約55分、そこから20分弱歩くとコース入り口とも言える駐車場エリアに到着します。
こちらのコースは、往復で通常約40〜50分かかるとの説明がされています。急勾配のため、どうぞご自身の体調に配慮しながら、時に休みながらお進み下さいませ。私の場合は、5年前に往復で45分で終了したものの、先日行った時は上りだけで40分近くかかってしまいました。最近の運動不足が目に見えてわかる結果となりました。
ローカルのウォーキングや、体力チェックや観光としても人気があるため、気候の良い季節の週末は特に混雑します。一般ハイキングと同様に、水分補給が途中でできるよう、飲み物を持参してください。ダンデノン地域は、この他にも、多くのハイキングコースがありますので、ご興味のある方には、そちらもおすすめです。運が良ければ、野生のウオンバットや珍しい鳴き声のレイヤーバードという鳥に出会えるかもしれません。
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