メルボルン中心地から南東方面へ6キロの郊外、セントキルダ。
ポートフィリップ湾に面した、シティから一番近いビーチがあり、観光客やローカルも訪れる人気のエリアです。

セントキルダでは、ビーチ沿のウォーキング、遊園地のルナパーク(開園は現在週末のみ)、そしてもちろんお買い物や食事も楽しめます。

長い歴史のある施設もいくつかあり、パブのホテルエスプラネード/通称エスピー(Hotel Esplanade /Espy)や、Palais Theatreなどが有名です。いづれも風情のある建物で、ライブ演奏やイベントが多く開催されています。

またライブハウスもいくつかあり、先日はメモ・ミュージックホールでの、Reviving the Sound of Timor(ティモールの音を蘇らせる)というコンサートに行ってきました。

ティモール移民第一世代という方々による伝統舞踏も披露され、彼らの音楽だけでなく、歴史や文化が垣間見えるライブでした。
セントキルダは、さまざまなレジャーやイベントを提供してくれる場所です。
8月7日から24日まで開催のメルボルン国際映画祭は、今年で第73回目を迎えました。
メルボルンでは通常の映画館と州立図書館を含めて10会場、ビクトリア州の地方の街では9会場での上映となっています。

会場のひとつ、シネマノヴァ(Cinema Nova)入口。ライゴンストリートにあり、お隣は有名なイタリアンカフェ・ブルネッティ。映画鑑賞後にお茶や食事も良いですね。

シネマノヴァ前の通りを隔てた反対側。メルボルンの本好きが集まる本屋さん(Reading)と老舗のイタリアンレストラン/ティアーモ(Tiamo)。
世界中から集められた上映作品275本に加え、その他短編映画もあり、多様な作品のラインナップ。ドラマやドキュメンタリーにホラー、アフリカや南米の映画などなど。古いものでは、1968年の香港映画もあります。日本映画では、早川千絵監督の「ルノアール」、団塚唯我監督作品『見はらし世代』(英語タイトルBrand New Landscape。当監督はカンヌ国際映画祭の監督週間に、日本人最年少の26歳で選出されました。)など複数の作品が上映されます。

映画祭パンフレットの一部
一般用チケットは1作品で28ドルですが、お得な回数券や映画祭サポーター用の割引もあります。人気や話題の映画はフェスティバル開催前から完売のチケットもあるので、気になる作品を見つけたら事前に予約することをお勧めします。
メルボルンの新築不動産はこちらのページでご案内中。
メルボルンの物件はmiho@djsmith.com.auまでお気軽にお問合せください。
オーストラリアやニュージーランドでは、ハイキングやトレッキングのことをブッシュウォーク(Bushwalk)と言います。
メルボルン・ブッシュウォーカーズは、1940年に結成された長い歴史のあるハイキングクラブです。
このクラブは、様々なハイキングを企画していて、その行先はメルボルン市内から他州、時には海外へも足を伸ばしています。その内容もとても豊富で、5キロ程度のものから10キロを越すもの、街歩きや平坦な道をゆく簡単なもの、そして本格的山登りと、自分の体力や好みに合わせて選べます。

私が時々参加しているのは、当クラブがバスをチャーターし、ビクトリア州の自然の中を歩くサンデーバスと呼ばれる企画。
朝の8時45分までにメルボルン市内にある集合場所に行き、バスで移動で目的地まで移動。バス代として、参加費用はバス代の30~35ドル。お弁当は各自で持参となります。ハイキング歴のある会員がボランティアでリーダーを務めてコースを引率します。リーダーはコースを事前に調べて歩いているので安心です。


この日のブッシュウォークはギプスランド東部(East Gipsland)のMt Worth
メルボルン在住でなくとも、一定の条件を満たせばビジターとして会の企画したデイハイキングに参加することも可能です。海外からの留学生や、他国から旅行に来た人も、時に参加をしています。私は以前、この会のデイハイキングで野生のコアラやイルカを見ることができましたし、友人もできました。ご興味のある方はぜひクラブのホームページをご覧いただき、ビクトリア州の豊かな自然と、ローカルとの交流をご体験いただければと思います。
メルボルンの新築不動産はこちらのページでご案内中。
メルボルンの物件はmiho@djsmith.com.auまでお気軽にお問合せください。
メルボルンを初めて訪れたときに、「絵画でオーストラリアの歴史を知ることができる場所」として知人が紹介してくれたのが、現在この展覧会が開かれているNGVイアンポッターセンターでした。

美術蒐集家であったジョセフ・ブラウン氏から寄贈された、他に類をみないオーストラリア美術のコレクション。この展覧会では、1780年代から2004年までの、約200年にわたるオーストラリア美術の流れをたどることができます。

過去に描かれた風景画を手がかりに、その土地にかつて生えていた植物の種類を調べ、元々の植生を再現しようとするプロジェクトが現在あるそうです。芸術作品は、美だけではなく、記録でもあるのですね。
コレクターのブラウン氏は、1993年、彼が15歳の時にポーランドからオーストラリアに移民し、メルボルンに定住しました。自身も絵画や立体作品創作を勉強したものの、戦時に兵役を経たのち、ファッションビジネスに携わりました。その後、彼は美術商兼コンサルタントとなり、印象派・抽象絵画などなどジャンルを問わず幅広い芸術家の紹介と育成に貢献したのです。彼の人生や芸術作品を通して、オーストラリアの歴史やその時代の空気を感じ取ることができる展覧会だとも言えるでしょう。

メルボルンの新築不動産はこちらのページでご案内中。
メルボルンの物件はmiho@djsmith.com.auまでお気軽にお問合せください。
メルボルンでクロワッサンといえば、ルーン(Lune Croissanterie)が有名ですね。ルーンは、日本経済新聞にも取り上げられるほど評判で、今では他州にも店舗を展開しています。でも、ここは“食の街”メルボルン。美味しいクロワッサンやベーカリーは他にもたくさんあります。地元の人たちは、それぞれお気に入りのベーカリーがあったり、新たな美味しいクロワッサンを見つけたりするのを楽しんでいます。”ワイルドライフ・ベーカリー”も、そんなローカル御用達のベーカリーです。

骨太で質実剛健とも言えるような、パンが数種類並んでます。ベーカリーのこだわりは、この天然酵母パン(こちらではサワードウ・sourdoughと呼びます)。

もちろん、クロワッサンも2種類あります。その他、甘い系のパンにパイなど種類も豊富。ショウケースを見てるだけで、美味しさが想像でき、選ぶのに迷ってしまいそうです。シンプルな空間の店舗内は、カフェと、こだわりのピクルスやソースなどの販売もしています。
初めてこのお店を訪れた際、あまりお腹が空いていなくて、軽くフルーツブレッドを注文しました。そのフルーツブレッドの味の深みに感動したことを、今も覚えています。数種類の果物の風味と、しっかりしたパン生地にバターが程よくマッチし、そして飲むコーヒーのちょっとした苦味。ささやかではありますが、なんとも贅沢なティータイムを味わうことが出来ました。

スナック系のパンやケーキの種類は、時に変わります。ケーキも素材の風味が生きていて、とても美味しいです。こちらのパンやケーキを、友人知人へのお礼として、時にはお呼ばれ時のお土産として利用することもしばしば。皆さんに、喜んでいただいてます。
メルボルンの新築不動産はこちらのページでご案内中。
メルボルンの物件はmiho@djsmith.com.auまでお気軽にお問合せください。
現在、メルボルン大学のポッター美術館(The Potter Museum of Art)にて開催中の展覧会が、「65,000年:オーストラリア美術小史」(65,000 Years: A Short History of Australian Art)です。
https://potter-museum.unimelb.edu.au/whats-on/exhibitions/65000-years

この展覧会は、オーストラリアの先住民族であるアボリジナルピープルとトレス海峡諸島民による美術作品と歴史を紹介するものです。太古の昔から、植民地時代を経て、現代の21世紀に至るまで、彼らが生み出してきた文化と芸術の重要性と魅力を称えています。
それぞれの展示室にはテーマがあり、当大学が所蔵する450点の芸術作品や文書をはじめ、オーストラリア各地から集められた公的機関や個人所有の貴重な文化財も数多く展示されています。

「女性アーティストを讃えて」と称された、自然素材による伝統的なハンドクラフト実用品の数々が、グランドフロアから階段と踊り場にかけてダイナミックに飾られています。
メルボルン大学では、この展示会に合わせて、小中学生へのワークショップも行っています。歴史的にも文化的にも価値のある展示会。美術館内には素敵なカフェもあり、途中でお茶の時間を楽しみながらゆったりと観覧しました。気がつけば4時間近くがあっという間に経過し、とても充実した週末となりました。
この展示は、11月22日まで入場無料で開催されています。ぜひ多くの方に訪れていただき、オーストラリアの歴史や文化を体感してもらえたら嬉しいです。


アボリジナルアートは、黒と茶色とドットだけではありません。この右手の大きな作品(300cmx500cm)は、Healing Countryというタイトルの南オーストラリア女性の作品。イギリスの核実験後の土地と、アナング族の癒しがテーマです。
メルボルンの新築不動産はこちらのページでご案内中。
メルボルンの物件はmiho@djsmith.com.auまでお気軽にお問合せください。
不動産の内覧のことを、こちらではインスペクション(inspection)といいます。これは、不動産の売却、または賃貸物件の内覧も含まれます。
不動産に関するウェブサイトは、リアルエステイトドットコム https://www.realestate.com.au かドメインドットコム https://www.domain.com.au を見ていただき、エリア名・予算・ベットルーム数などから検索が可能です。
インスペクションの多くは土曜日に、時には平日に行われることがあります。
大抵の場合、その物件の前に不動産屋さん(こちらではAgent/エージェントと呼びます)の看板や、この写真のように旗が立っていることもあります。


大きなアパートメントなどでは、エージェントが建物入り口に待機していて、『Inspection?」と声をかけてくれることがあります。もし、看板のみで誰も立っていない際は、入り口にあるインターフォンでそのユニット番号を押し、臆せずに通話を試みてみましょう。返答があればインスペクションに来た旨を伝えると、施錠されているアパートの共有入り口ドアを開けてもらえるか、エージェントが直接入り口に迎えに来てくれます。
内覧では、ネット上の写真では分かりづらかった様子、例えば写真より狭く感じたり、建物内の匂いがあったり、想像以上にきれいなお部屋だったりと、現物をしっかりと確認します。そして、私はその建物の周りに駐車されている車の車種や状態などを観察することで、ご近所さんがどんな感じの方々なのかを想像し、周辺環境もチェックします。また、不動産屋さんにも個性があります。よく説明してくれる方や、あまり話さない(または積極的でない)方もいるので、質問があったら、ここも臆せずにどんどんご自分から聞くことをお勧めします。
さらには、ウェブサイトでインスペクションが記載されていなくても、問合せ欄から内覧希望の旨を連絡すれば、不動産業者がアレンジをしてくれることがほとんどです。購入・賃貸に関わらず、住む場所は、又は不動産購入はとても大事なことですので、内覧をし、ある程度の内容を把握してから申し込みすることが大事かと思います。

物件が売却されると、このような大きな「Sold」マークが貼られます。
メルボルンの新築不動産はこちらのページでご案内中。
メルボルンの物件はmiho@djsmith.com.auまでお気軽にお問合せください。
ストリートライブラリーとは、文字通り、道端にある図書館です。一般住宅入り口脇の柵の上に設置されていたり、ネイチャーストリップと呼ばれる住居と公道の間にある緩衝帯のような場所に設置されていたりします。


このストリートライブラリー、もともとはアメリカで始まった活動です。有意の方々が自発的にこの図書箱を設置するという、無料のボランティアによって奉仕精神にて運営されています。この仕組みの普及活動は、いくつかの団体が取りまとめをしているようです。
ストリートライブラリー
https://streetlibrary.org.au/what-is-a-street-library
リトルフリーライブラリー
ストリートライブラリーの団体に正式に登録されているものだけでも、ビクトリア州で1255個、オーストラリア全土では5403個もあるのです。この図書館は、上記の団体から購入することもできますが、自分で作った箱を設置することも可能です。その場合、団体に登録してもよいですし、登録せずに運営しているものもあるようです。


手作りと思われるもの。いろんな形態の箱が見られます
基本、貸出や返却の手続きは不要で、通りすがりの人が自由に持ち込み、持ち帰りしてよいのです。手持ちの書籍を地域の人々と分かち合い、そして読書を楽しむという考えに基づいているのですね。

近所のショッピングセンターに、無造作に置かれている本たち。
私の住まいの四方1キロ圏内でも、この小さな図書箱が数個あります。少なくとも五冊以上の書籍がいつも入っていて、中が空になっているのを見たことはありません。誰かが勝手に全て持ち去って、古本屋さんに売却してしまう、というようなことはないようですね。私も読み終わった本を何度かこのライブラリーに持ち込んだところ、気づいた頃には姿を消していたので、どなたかが楽しんでくれたことと想像しています。
メルボルンの新築不動産はこちらのページでご案内中。
メルボルンの物件はmiho@djsmith.com.auまでお気軽にお問合せください。
メルボルンには、ナショナルギャラリー・オブ・ビクトリア(NGV)のような大規模な公立ギャラリーから、小規模なものまで含めると、100以上のギャラリーがあります。先日は、コリンウッド(Collingwood)界隈にある、コンテンポラリーアート(contemporary art;現代芸術)を扱っている3つのギャラリーを訪ねてみました。
オーストラリアン ・ギャラリー (Australian Galleries)
1956年にメルボルンで設立され、60年近くの歴史があります。さらに2009年には、最初の店舗の向かい側に、ストックルームと名付けられたふたつめの展示場がオープンしました。また、シドニーにも店舗があります。この日のメイン展示はグレッグ・ジョーンズ(Greg Johns)。彼は45年間スカルプチュア(立体作品)作家として活躍しており、オーストラリアや海外でも展示会が行われています。2メーターもの大きな彫刻から、小さなものまで揃っていました。


サリバン氏とストランプフ氏の女性二人が共同ディレクターを務めるギャラリー。中国系オーストラリア人アーティストのLindy Leeの最終展示日でした。彼女の絵画はNGVにも所蔵されていますが、今回の展示は立体作品のみ。広い空間に、1メーター前後の大きな作品が並べられて、独自のアート空間を醸し出していました。

コリンウッドのお隣、リッチモンドに2001年に設立されたこちらのギャラリー。アーティストと観客の間で活発な対話を育み、現代の多様な表現活動を反映した、示唆に富む展覧会を開催することを使命としているのとのことです。今年からは、ギャラリー独自のアワード(コンテスト)も設けられ、7月にその発表があります。この日の展示は、テイストの異なる複数のオーストラリア先住民アーティストの作品が集められていました。

ギャラリーでは、このようなアーティスト紹介の小冊子や、値段表が置いてあります。金額はアーティストや作品によって、数百ドルのものから10万ドルクラスまでさまざまです。気に入ったものがあったら、恥ずかしがらずに係りの方に聞いてみると、また興味深いお話が聞けるかもしれませんよ。
メルボルンの新築不動産はこちらのページでご案内中。
メルボルンの物件はmiho@djsmith.com.auまでお気軽にお問合せください。
今回もまたライゴンストリートにある、エスニック料理店のご紹介です。台湾出身の知人が連れて行ってくれたTaiwan Village(タイワンビレッジ)・老街。
なんと言ってもおすすめの理由は、安くておいしいことです。オーストラリアの物価は日本に比べて高く、外食を躊躇してしまいがちですが、アジア料理店は比較的お安いので安心感アリです。このTaiwan Village、ウェブサイトでメニューを見ていただければわかりますが、一番高いメニューは22.95ドル、お弁当のセットでも17.95ドル。若いアジア系のお客さんで、いつもお店が混んでいるのは納得です。
今回、私たち女性三人で食べたのはこちらのお料理5品です。

料理は時計回りに上から、豚の内蔵とmie sua麺、豚肉の煮込みとご飯、牡蠣の卵焼き、臭豆腐の揚げ物、鶏肉唐揚げ。5種類の料理をシェアして合計70ドル少々、お腹も気分も大満足でした。
また、2階には台湾物販店となっています。

昔懐かしい日本の風情を感じる品々。かりんとうに似たお菓子を見つけたので、購入しました。台湾からの輸入品なので、日本で買うお菓子ほどは安くないですが、甘過ぎずとてもおいしかったです。欧米のお菓子もよいですが、アジア系のお菓子は日本人に馴染みやすいというか、私の胃腸にやさしい気がします。

メルボルンの新築不動産はこちらのページでご案内中。
メルボルンの物件はmiho@djsmith.com.auまでお気軽にお問合せください。