シーリス(CERES Community Environment Park/シーリス・コミュニティ環境公園)は、先週ご紹介したメリクリーク散策路沿いのブランズウイックイースト(Brunswick East)にあります。

ここは、オーガニック食料品店やカフェ、園芸店(オーストラリアでは「ナーセリー」と呼ばれます)を備え、環境教育も行っている、ユニークな非営利のコミュニティ施設です。
散策路を歩いていると、小学生や中学生と思われる子どもたちが、シーリス周囲の自然について説明を受けている光景に出会うことがあります。また、一般向けには有料の陶芸や料理、園芸などのクラスも開催されており、いずれも環境に配慮した内容となっています。

1982年に元ゴミ捨て場跡地に設立されてから、任意の理事会によって運営されています。植林をし、地元住民達によって野菜栽培や堆肥作りを実験したりと、設立当初から様々な可能性を試しているこのシーリス。メルボルンという都市で、持続可能な社会の実現と、コミュニティのつながりを大事にしている場所と言えるでしょう。


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メルボルンという都市は、ガーデンシティの名にふさわしく、ヤラ川沿いのウォーキングトラックやセントキルダ・ビーチなど、人口600万人弱の大都市でありながら、いつでも自然を身近に感じられる場所です。そんなスポットのひとつが、メリ・クリーク沿いに続く散策路です。

メリ・クリークはビクトリア州南部を流れ、メルボルン北部の郊外を通り抜ける水路です。このメリ・クリーク・トレイルは、ローカル紙「The Age」でもメルボルン近郊のお勧めウォーキングコースとして紹介されたことがあります。
この散策路は、ダイツ滝(Dights Falls;シティ北東部)の玄武岩の岩場から、フォークナー(Fawkner;シティ中心部から北部12キロの郊外)まで続く全長21キロのルート。シティからのアクセスもよく、歩行者とサイクリストが共有する道になっています。周辺には住宅街やカフェが点在し、地元の人たちの生活に自然な形で溶け込んでいます。


ジョギングを楽しむ人、友人と並んで歩きながらおしゃべりをしている人。そんな光景が日常のように見られ、ここがローカルの憩いの場であることを感じさせます。アクセス手段も豊富で、自転車や車はもちろん、電車やトラムも近くを走っているので、わざわざ21キロを歩き通す必要もありません。自分の気分や体力に合わせて、好きな距離だけを選んで歩けるのも、このトレイルの魅力のひとつ。
都市にいながら自然に寄り添える—メリ・クリーク・トレイルは、そんなメルボルンらしさを改めて感じさせてくれる場所です。

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先週に引き続き、メルボルンの公立病院で受けた胃と腸の内視鏡検査について記しています。
検査の数日前には、腸内を空の状態に近くすることが求められるのは日本と同じです。検査前準備の案内書には、「Ok to eat」「Do not eat」として、検査2日前からの飲食制限が記載されています。例えば、精製された白いパンや白米・ゆでたじゃがいも、茹で卵などはOK。油を多く使用した料理法のものは不可(例;目玉焼きなど)。食事は、前日の午前11時までに軽く済ませて、その後の水分補給は透明な液体のみにすること、牛乳などを入れた飲み物は不可、などなどの細かな指示がありました。そして「Moviprep」という薬局で購入できる下剤を、検査前日の指定された時間から飲み始めます。

検査は麻酔を使用して行なわれます。検査当日は「誰かが病院まで迎えに来られること」、「その夜は一人で過ごさないこと」が条件として求められていました。麻酔の影響も考慮してか、検査翌日は法的書類などのサインも避けるようにとの説明書き。職場で休暇を取るために必要な書類Medical Certificateも、希望すれば病院で発行してもらえます。
当日は指定された時間に病院へ行き、受付後、検査着に着替えました。看護師や麻酔科医から説明を受け、承諾書にサインし、約1時間後に検査が始まりました。麻酔医から手の甲に注射をされて、横向きになるよう指示を受け、酸素用のチューブが鼻に装着された後にすぐ意識がなくなりました。
検査後は看護師さんに起こされ、サンドイッチと飲み物をいただきました。迎えの人への連絡も看護師さんがしてくれました。検査結果は口頭と書面で簡単に説明を受けました。生体検査の結果は数週間後に、連絡が来るとのこと。
検査後の痛みもまったくありませんでした。こちらの医療スタッフは総じてフレンドリーで、ユーモアを交えながら対応してくれるので、緊張がほぐれることが多いと感じます。検査準備は少々面倒でしたが、終わってみれば検査を受けて良かったと思える体験でした。

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私は先日、腸と胃の内視鏡検査をメルボルンで受けました。
オーストラリア医療の様子を知るきっかけになるかもしれないと思い、私個人の体験を一例として簡単にまとめてみました。
8月から始まった体調不良のため、9月の上旬に近所のGP(総合医;General Practitioner; 通称ジーピー)クリニックに行きました。初診では、問診後に血液検査と24時間観察の心電図が必要とのことで、GPから受け取った書類を受持って、別の場所にある検査機関で所定の検査を受けました。(クリニックによっては、検査部署が併設されているところもあります)
窓口での診察料は150.90ドルでしたが、その後、メディケア(国民保健)から84.90ドルが返金されました。
血液検査の結果は2日後、心電図は1週間後に、Eメールで届き、携帯メッセージでは「担当GPの予約を取ってください」と案内が来ました。そのクリニックは、インターネットまたは電話でも予約可能です。
2度目の受診は9月中旬で、担当医師から「貧血とこれまでの症状を踏まえて、胃と腸の内視鏡検査を勧める」と説明されました。公立病院での検査は無料ですが、病院の状況によっては数週間から数か月待つことがあるそうです。早めの検査を希望する場合は私立病院を紹介できるものの、有料になるという案内もありました。私は公立病院での検査を選びました。この2度目の診療費も前回と同じ額でした。
最初に公立病院から連絡があったのは9月下旬でした。その後、電話や携帯メッセージで書類のやり取りを進め、10月下旬には検査日の案内が届き、日程を受け入れるかどうかを電話で確認しました。
11月中旬の検査日が決定した後、「Admission Letter」という件名で、検査に関する詳細な案内をEメールで受信。不明点があれば電話で確認くださいとのことでした。

検査(GI endoscopy and Colonoscopy)に関する説明書類の一部
検査に関わる準備や、検査当日については次回にて。また、これらはあくまで私個人のケースですので、ひとつの参考として読んでいただければ幸いです
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メルボルンには、サウス・メルボルンの セント・アリ(St Ali) のように、ちょっと隠れるように佇む、センスの良いおいしいカフェがいくつもあります。
このカフェ、マイナープレイス(A Mainor Place)は「隠れ家」というより、ブランズウィック(Brunswick)の住宅街の中にそっと溶け込んで建っていて、歩いていてもカフェだと気づかないかもしれません。


友だちのお気に入りのカフェなんですが、好きな理由はだいたい3つあるとのこと。まず、気取っていないリラックスした雰囲気。それから、カウンターや屋内、屋外など、気分や一緒にいる人に合わせていろんな席が選べるところ。最後に、メニューが好きとのことです。



シティから離れた、こんな住宅街の中で、ローカル気分のお食事はいかがでしょうか。
https://www.broadsheet.com.au/melbourne/brunswick/cafes/minor-place
https://www.instagram.com/aminorplacecafe/?hl=en
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10月27日から12月19日まで、国際交流基金;シドニー日本文化センター(Japan Foundation)主催の日本映画祭が、オーストラリア各都市で行われています。
メルボルンでの上映予定表はこちらをご覧ください。
先日は、JFF特別シリーズとして、1930年代の日本映画がACMIで上映されました。会場はほぼ満席で、年代を問わず多くの方が集まりました。上映後には拍手も起こり、日本文化への関心の高さを感じられる時間となりました。

さらに、今年制作・公開された日本映画も、期間中にメルボルンの各映画館で上映されます。日本で話題となった『国宝』は、すでにチケット完売の日もあるとのことです。興味のある方は、上映スケジュールを早めにチェックし、チケットの予約をおすすめします。
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各自治体の図書館では、多くの参加型催しものが企画されていると以前ご紹介しました。これらの多くのイベントは無料です。私は、自分の住まいや勤務地周辺の図書館で、開催中のイベントをチェックし、興味と時間があれば参加をしています。

先日は、Gardening without harsh chemical(有害な化学薬品を使わないガーデニング)という講習がありました。平日の午前中という時間帯で、図書館内のスペースで行われ、参加者は約25人ほど。ガーデニングでよくある害虫の問題や、その原因、そして対処法などを、映写機で写真や文字を交えて分かりやすく説明してくれたので、とても理解しやすい講習でした。

講座タイトルにある「有害な化学薬品を使わない」という言葉のとおり、講師は「そもそも何をもって害虫と呼ぶのか」という視点を提示してくれました。ある植物には害を及ぼすものでも、別の植物や昆虫、鳥にとっては有益な存在であることもあるそうです。
そのため、問題の原因や生き物の習性を理解したうえで対策をとることの大切さを教えてくれました。たとえば、ポッサム(小さな有袋類動物)は高い場所や端を通って移動する習性があるため、守りたい植物は庭の中央や塀から離れた場所に植えるとよい、という具体的な例も紹介されました。後日、講習内容の要点をまとめた書類もEメールで受け取れるのも便利でとても参考になる講習でした。


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10月8日から19日まで、ダンス・エックス(Dance X )2回目が昨年に引き続き開催されました。

Dance Xとは、オーストラリアバレエ団が主催するメルボルンの大規模なダンスフェスティバルで、オーストラリアとニュージーランドの約10カンパニーによる、さまざまなダンススタイルが披露されます。今年もクラシックバレエからコンテンポラリー、そして先住民族の作品の上演に加え、ダンスのワークショップも開催されました。
私が鑑賞したのは、第二週目。コンテンポラリーダンスのStephanie Lake Companyは抽象的ながらも強く惹きつけられる演目、クラッシックバレエのWest Australian Ballet、ミステリー劇仕立てのバレエはAustralian Ballet、最後は先住民ダンスカンパニーの大御所Bangarra Dance Theatreによる力強い舞踏。これら異なる種類のものを、2時間少々で鑑賞ができるという、ダンスやアート好きには玉手箱のようなイベントです。
テレビやインターネットでは観ることの出来ない、創造性あふれる演目とパフォーマンス、ダンサーたちが日々磨き上げた技と表現力、そして生のステージならではの迫力と奥深さに圧倒されました。

ワークショップは、子供やシニアをターゲットにしたもの、現役振付師とダンサー達による舞踏の動きについての実演講習などが行われていました。機会があれば次回はぜひこのワークショップにも参加してみたいと思っています。
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いつも何かしらのイベントが開かれているメルボルン。多文化社会で移民も多いため、さまざまな文化や民族グループによる催しやお祭りも数多く開催されています。チャイニーズニューイヤーはもちろんのこと、インドのDewali(光の祭り)は年々規模を大きくしている印象があります。
先日はインドネシア出身の友人に誘われて、RAHWANA(ラフワナ)というイベントに行ってきました。歌あり、踊りあり、そしてもちろんエスニックフードの店が出店されていました。




こうしたイベントに出かけると、その国の文化や人柄に触れられて、とてもいい機会だと思います。楽しみながら異文化への親しみも感じられるのがいいですね。インターネットで、国又は地名、フェスティバル、メルボルンと英語検索(例;Africa Festival Melbourne)するといくつかのものがヒットすると思いますので、ご興味ある方はお調べくださいね。

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メルボルンからの観光で有名なのは、ワイナリーのヤラバリー(Yarra Valley)、グレートオーシャンロード(Great Ocean Road)、ペンギンパレードのフィリップアイランド(Phillip island)などが有名ですね。では変わりどころで、雄大な山々のグランピアンズ (Grampians)はいかがでしょうか。私は先日、このグランピアンズへハイキング旅行に行ってきました。

メルボルン中心地から250キロ、車で約3時間のグランピアンズ国立公園。その堆積岩(sandstone)からなる山々の一帯では、壮大な景色と野生動物や野花を楽しめます。


観光拠点になっているホールスギャップ(Halls Gap)には、宿泊施設・飲食店・駐車場など十分な施設が揃っています。また、周辺では野生のカンガルーもたくさんいるので見逃すことはほとんどないでしょう。
初心者から上級者向けの多くのハイキングコースがあります。1番近場で簡単に行けるビーナスバス(Venus Bath)は、多くの岩石が連なった場所を15分程度で散策できるので、短時間滞在の方などにお勧めです。
グランピアンスは、オーストラリアの雄大な自然を味わえる魅力的な場所です。四季折々の景色や澄んだ空気を楽しみながら、心も体もリフレッシュできました。ただ、自然の中ではお天気が急に変わることもあります。先日は、タスマニアでのハイキングに軽装で行き、亡くなった方がいらっしゃいました。どうぞ、事前の下調べや準備をしていただき、安全に安心して、すてきな体験をお楽しみいただきたいと思います。

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